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製品試験事業(ガス圧) Product test (Gas pressure)
サイクル試験 Cycle test
製品に指定の温度、圧力で昇圧、脱圧を繰返すサイクル試験を実施します。
水素ガス用製品の多くは、昇圧、脱圧を繰り返しながら使用されます。昇圧、脱圧に伴い製品内部の圧力は高圧と低圧を繰返し、力学的負荷(圧力サイクル)を受けます。また、水素ガスを使用しての試験では、Oリングなどの高分子材料などが水素ガスの影響により劣化、損傷する可能性があります。さらに、昇圧時、脱圧時には断熱圧縮、断熱膨張により、製品内部のガス温度は高温、低温を繰返し、製品も温度サイクルを受けることになります。水素ステーションや燃料電池自動車の一部の部品は、充填時のプレクールガス(-40℃程度)に曝されたりもします。
製品は、使用環境や使用条件により様々な影響を受けるため、実際の使用状態を模擬したサイクル試験を実施することで、製品の性能評価や安全性評価をする必要があります。また、部品や容器を使用するためには、製品ごとの規格等を満たさなくてはならず、その規格にもサイクル試験が含まれています。
当センターでは、水素ガスによる各製品(タンクやバルブ等)の規格等に準拠したサイクル試験の実施や実際の使用状態を模擬したサイクル試験が実施可能です。
昇圧、脱圧速度(時間)や階段状の昇圧、脱圧等、指定の圧力プロファイルでの試験も自動制御で実施できます。また、環境温度やプレクールガスなどのガス温度も試験条件により設定することができます。
製品により使用条件も様々なため、それぞれ製品にあわせた試験を実施できます。例えば、逆止弁であれば、①上流(1次側)から昇圧、②上流(1次側)のみ脱圧(逆止性能確認)、③下流側(2次側)から脱圧のサイクル試験も自動制御で実施できます。